「出会い」と「思い出の場所」の部分の書き取り
作为一个场景控,觉得这部分的描写感觉很舒服就写下来了。 夏天的邂逅、回忆的场所什么的,对安静的独白没啥抵抗力。。好想把美丽的场景全部写下来啊!虽然是这么想,不过听的时候一般都在交通工具上或者被子里,事后又忘了或者懒了。。orz ____ 02、 出会い オルゴールの音が流れる、一つ一つの音がゆっくりと僕の中に入ってきて、痛んだ心を優しく包んでくれる。大切な、大切な思い出。もうあれから何年立つのだろうか、まだ幼い少女ははにかんだ顔で僕にオルゴールを手渡すと、目の前から走り去っていた。僕はその背中をずっと見送っていた。彼女が何処か遠くの町に引っ越していたと聞いた。一夏の淡い恋だった。 小学五年生だった僕は夏休みに母の実家へ遊びに行った、山々に囲まれ、空気の澄んだ田舎町。僕はそこで一ヶ月を過ごした。その時、少女に出会った。 少女は木々の間から突然現れた。風に飛ばされた帽子を追って飛び出してきたのだが、白いワンピースに身を包んだ姿は日差しを反射してキラキラと輝き、その瞬間に、妖精が現れたと錯覚するほどに眩しかった。帽子を拾って上げた僕に、少女はにっこり会釈して礼を言うと、そのまま、風のように去っていた。 風に運ばれた。そんな表現がぴったりくるような出来事だった。その後の少女は風と共にやってきて、風と共に去ってゆく。そんな印象だった。 ____06、思い出の場所 木漏れ日が差し込む木々の間道をゆっくりと進んだ。真夏だというんのに、風がひんやりとして気持ちいい。そういえば、あの日もこんな陽気だと記憶している。 彼女は突然僕の前に現れた。風と共に。 木々の間を抜けると湖畔にいてた。ここでも彼女とよく遊んでいたことを思い出した。打ち寄せる笹波が夕日を反射してキラキラと光っていた。顔を上げると、湖の奥の山に赤く霞んだ太陽が半分隠れていた。 もう夕方。 波打ち際に少女のはしゃいでいる姿が見える。後を追いかけているまだ幼い自分の姿が見える。大きな夕日に包まれた二人が楽しげに笑っている。