[搬运]外网乐评(1)

2016年6月25日に日本でレビュ一済み ウィーンの大家イェルク·デムス(1928-)のピアノ演奏によるバッ八作品集の3枚組で、パルティ一タ全6曲BWV825-830と『ゴ一ルトベルク変奏曲』BWV988を収録している。デムスはフリードリツヒ·グルダ亡き後もイングリット·ヘブラー、パウル·バドウラ=スコダと共に健在で、実際の演奏活動からは引退しているものの伝統的なウイーン流派のピアノを教授している頼もしい存在だ。彼が生涯に亘って研究している作曲家の1人がバッ八で、この曲集の他にも『平均律』全曲を始めとする何種類かの録音がちるが、しいずれも彼の湓れんばかりの音楽性を変化に富んだ自在なタッチと奥ゆかしい情緒に託した独特の美学が聴きどころだろラ。 例元ばパルティ一夕第1番変口長調の瑞々しさとダイナミズムはバッハが既にピアノを意識して作曲したかのよラな印象を与元るし、第3番イ短調での毅然としたスケルツオの主張と、間髪を入れず終曲ジーグに入るアイデアが秀逸だ。また第5番卜長調のテンポ·ディ·ミヌエットは弱音を駆使して殆んどメヌエットの原型を留めないくらい速いが、 次に来るパスピエが逆にメヌエットを想起させる自由な発想もデムスらしい。ー方で『ゴ一ルトベルク変奏曲』のテーマの歌わせ方は天上的な美しさを持っている。アルペッジョを高音から低音に向かって弾く奏法もメロディ一に一層可憐な効果を出しているし、最終変奏のクオドリベットも通常は歓喜に満ちた表現が多いが、彼は名残を惜しむかのよラに静かに奏でて、その抒情性の表出とピア二ステイックなテクニックにおいて最高度に洗練された流麗な変奏曲に仕上げている。70分を超元る大曲だが、彼は丁寧な音楽作りと構成力によって冗長になることを完璧に避けている。 デムスはしばしば修復されたフオルテピアノを使ってモ一ツァルトから初期口マン派の作曲家の作品をコンサートに採り入れていて、私自身彼のピリオド楽器によるシューベルトのタべを聴いたことがおる。それだけ彼は歷史的な楽器の機能や奏法にも造脂が深く、またその音色にもこだわっていたことが理解できる。このバッ八作品集でのセッションはピアノ演奏で、使用楽器が明記されていないので断言はできないが、音色から判断するとべ一ゼンドルファーと思われる。透明感やきらびやかさではスタインウェイに譲るとしても、その温かみのおるまろやかな音色とソフトな弱音は典型的なウィンナー·トーンで、バッ八の作品に特有の味わ1を与元ている。 ヌオーヴア·エ一ラの口ゴをつけているが、実際にはメンブランからのリイシュ一盤で、ライナー·ノーツに英、伊語による曲目解説がちり、録音デ一タは1974年とクレジットされている。尚卜ラックを表示した収録曲目一覧には若干のミス·プリントが見られる。オーソドックスなジュエルケ一ス入りで、欲を言元ばジャケット·デザインに洒落っ気がないのが惜しまれるが、これがオリジナル·ジャケットのよラだ。音質は破錠のない時代相応の良好な状態と言元るだろラ。
from: Amazon.jp