サーカス

中原中也诗文:
幾時代かがありまして
茶色い戦争がありました
幾時代かがありまして
冬は疾風吹きました
幾時代かがありまして
今夜此処でのひと盛り
今夜此処でのひと盛り
サーカス小屋は高い梁
そこに一つのブランコだ
見えるともないブランコだ
頭倒さかさに手を垂れて
汚れた木綿の屋根のもと
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
それの近くの白い灯が
安値いリボンと息を吐き
観客様はみな鰯
咽喉が鳴ります牡蠣殻と
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
屋外は真ッ暗 暗の暗
夜は劫々と更けまする
落下傘奴のノスタルジアと
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
注:
吉田秀和は、中原中也本人から直に、「茶色い戦争」とは何か?について聞いたという。中原の頭の中にあったのは中国の大地や砂塵でした。茶色い戦争とは、中国大陸で勃発した満州事変の日本軍の侵攻を指すのです。」
歌词:
幾時代かがありまして
茶色い戦争ありました
幾時代かがありまして
茶色い戦争ありました
サーカス小屋は高い梁
そこに一つのブランコだ
サーカス小屋は高い梁
見えるともないブランコだ
頭倒さに手を垂れて
汚れた木綿の屋根のもと
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
それの近くの白い灯が
安いリボンと息を吐き
観客様はみなイワシ
咽喉が鳴ります牡蠣殻と
屋外は真ッ暗 暗の暗
夜は劫々更けまする
落下傘奴のノスタルジアと
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
幾時代かがありまして
今夜此処での一盛り
幾時代かがありまして
冬は疾風吹きました
翻译:
历经了多少时代
曾有过茶色战争
历经了多少时代
曾有过茶色战争
马戏棚里高高梁
高高梁下秋千荡
马戏棚里高高梁
见也不见秋千荡
头朝下来手低垂
脏污棉布屋檐根
吱— 呀— 吱吱呀呀
吱— 呀— 吱吱呀呀
秋千近旁白色灯
廉价缎带同吐息
看客皆若沙丁鱼
蛎壳共喉相鸣鸣
屋外漆黑复漆黑
夜色浩渺渐珊阑
跳伞人那望乡情
吱— 呀— 吱吱呀呀
历经几朝又几代
今夜此处昙花开
历经几朝又几代
冬日疾风冷冷吹
注:
1. 茶色战争代指九一八事变,日本历史上称作“满州事变”
2. 三个拟声词代指秋千晃荡的声音
3. 一盛り指兴盛一时,昙花一现,也指青春年少时期
(如有错误尽请诸君指摘。2019.6.19 15:07)