万葉恋歌 「-桜の章-」

01 貴方へ
02 星明りの下でも出会い
03 面影を探して
04 秘そやかな恋心
05 続く想い
06 反論
07 何処にいても
08 逢いたい気持ち
09 今、伝える
10 嫉妬
11 待ち合わせ
12 猫
13 雨の日
14 チョコの代わりは
15 独占欲
16 心変わり
17 ありがとうを君へ
18 幸せな夢
19 同じ桜
20 抱きしめて
21 「五拝に道行かずあらばねもころのかかる恋には逢はざらましを」
22 「遠くあれば姿は見えず常のごと妹が笑まは面影にして」
23 「かくばかり恋ひむものそと知らませば遠くそ見べくあらましものを」
24 「今のみの行事にはあらず古の人ぞまさりて哭にさへ泣きし」
25 「忘るやと物語してこころやり過ぐせど過ぎすなほ恋ひにけり」
26 「思ふにし死にするものにあらませば千遍そわれは死にかへらまし」
27 「相見ては面隠さるるものからに継ぎて見まくの欲しき君かも」
28 「下野安蘇の河原と石踏まず空ゆと来ぬよ汝がこころ告れ」
29 「妹と言はば無礼し恐ししかすがに懸けまく欲しき言にあるかも」
30 「待つらむに至らば妹が嬉しみと笑まむ姿を行きて早見む」
31 「うつたへにまがきの姿見まく欲り行かむと言へや君を見にこそ」
32 「見わたしの近き渡をたもとほり今か来ますと恋ひつつぞ居る」
33 「恋ひ恋ひて逢へる時だにうるはしき言尽くしてよ長くと思はば」
34 「朝に日に見まく欲りするその玉をいかにせばかも手ゆ離れざらむ」
35 「梓弓弦緒とりはけ引く人は後のこころを知る人そ引く」
36 「朝月の日向黄揚櫛旧りぬれど何しか君が見れど飽かざらむ」
37 「人も無き国もあらぬか吾妹子と携ひ行きて副ひて居らむ」
38 「この花の一よの内に百種の言そ隠れるおほろかにすな」
39 「天地といふ名の絶えてあらばこそ汝とわれと逢ふことを止まめ」
40 おまけ