1.光は雨になり雨は川になり川は雪になる the light it turns to rain, the rain it turns to a river, the river it turns to snow 音楽は鳴った瞬間に訪れる恍惚感が全てだと思う。この曲はそういう恍惚感があるように思えたので1曲目に持ってきた。清成晋太郎のスライドギター、佐藤しずえのトロンボーン、井口淑子のフルート、ヨシノトランスのベースがそれぞれ光、雨、川、雪といった自然現象のイメージを曲に与えている。ドラムはさながら、雷といったところだろうか。アルバムのオープニングにふさわしい曲。 2.アラスカ alaska 井口淑子のヴォーカルからα波が出ているような気がする。メロディーラインはエスキモー、マンモス、オー...(展开全部) 1.光は雨になり雨は川になり川は雪になる the light it turns to rain, the rain it turns to a river, the river it turns to snow 音楽は鳴った瞬間に訪れる恍惚感が全てだと思う。この曲はそういう恍惚感があるように思えたので1曲目に持ってきた。清成晋太郎のスライドギター、佐藤しずえのトロンボーン、井口淑子のフルート、ヨシノトランスのベースがそれぞれ光、雨、川、雪といった自然現象のイメージを曲に与えている。ドラムはさながら、雷といったところだろうか。アルバムのオープニングにふさわしい曲。 2.アラスカ alaska 井口淑子のヴォーカルからα波が出ているような気がする。メロディーラインはエスキモー、マンモス、オーロラに捧げられている。インタールードの三富栄治によるシンセの音は雪の結晶を彷彿とさせる。「言葉が溶けて音楽になる。祈りをやめてマンモスになる。」という詞がメロディーと一緒に生まれた時、この曲の大切な1ピースがやっと見つかった気がした。 3.あーつかれたね I am so tired... 昭和のチンドンのような、異国のジャズのような、東欧のクレズマーのような全ての民族のDNAに刻み込まれているような管楽器のフレーズが欲しかった。その結果、何とも懐かしいような不思議な曲に仕上がったと思う。最後の佐藤しずえによる渾身のトロンボーンソロはスカっぽくもある。「あーつかれたね」というタイトルは、正直にその時の自分の心情を反映させている。 4.涙涙涙 tear イントロの小野寺雄哉のフルートが涙を誘う。全ての楽器がクリアに鳴っていると思う。特にヨシノトランスのシタール、佐藤しずえのトロンボーンは曲に微妙なニュアンスをつけてくれている。最後の清成晋太郎のギターソロも聴き応えがある。矢野正人によるフィールドレコーディング、電子音がアコースティックな楽器と絡む瞬間が気に入っている。歌詞は恥ずかしくもあるが、センチメンタルではないと思う。 5.レオ leo サビにおけるヨシノトランスの腰にくるベースラインが秀逸である。leoは架空の人物で、様々な物事の象徴として存在している。小野寺雄哉のフルートが高々となる瞬間、世界は一度、修復されるが、僕のヴォーカルと共に再び混沌が始まり、7thの響きと共にleoが再臨して、曲は終る。コンパクトなようでいて、たくさんの混沌があちこちに散りばめられている曲である。 6.時間時間時間 it's time 曲の全編を貫くdj codomoの四つ打ち、そしてその上で暴れる電子音。この曲は最初バンド・ヴァージョンで演奏していたが、このビートができた瞬間、この上に楽器をのせていく方向性でいこうと思った。佐藤しずえのトロンボーンと三富栄治のオルガンが重なるソロの部分がクライマックスだと思う。アコースティック・ギターにリバースをかけたり、かなり色々なことを試した曲でもある。 7.クリスマスに作った曲 christmas eve 去年のクリスマスに作った曲。小林泰賢がサックス吹いているメインフレーズは最初は清成晋太郎がギターで弾いていたフレーズを拝借した。ヴォーカルは歌詞が決まらなかったので、ライヴで歌ってるようにそのまま適当にファルセットで歌っている。後半のヨシノトランスのシタールソロは唐突だが、曲に面白い効果をもたらしている。 8.トロンボーンは夏によく響く trombone sounds good in summer 最初に僕のガット・ギターとトロンボーンの音を同時に録音した後に、たくさんの音を重ねていった曲。dj codomoの涼しげな効果音が曲のリリカルさを引き締めている。途中で入ってるギター・ソロは家にある小さいアンプで録音した。曲自体はずっと前からあって紆余曲折してトロンボーンがメインフレーズを吹くヴァージョンに落ち着いた。よく響いている。 9.春夏秋冬 seasons 今までのアンデルセンズにはない直球な曲だと思う。関春彦のドラム、岸田佳也のボンゴが印象的。サビの部分の管楽器のフレーズは佐藤しずえによるアレンジだがとても勇ましく、素晴らしいと思う。三富栄治のスクラッチの音が唐突に入ってきて、終盤の管楽器の即興に突入していくが、この部分の小林賢泰のサックスがソウルフルで素晴らしい。歌詞はとてもドメスティックである。 10.マーガレット margalet 2〜3年前にスタジオで一発録音をした曲。ユンボの澁谷浩次、工藤夏海、マイパルフットフットの竹下慶が参加している。何回かのテイクからこのテイクを選んだ。曲の途中でスウィングしていくのは、打ちあわせで決まっていたことだが、いざ聴いてみると大内伸輔のウッドベースの動きがかなりスウィングを支えている。澁谷浩次のピアノと竹下慶のバンジョーの絡みも聴き所である。9分近くに渡る曼荼羅のような曲。
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